症状から分かる心配な病気、よくある病気
- 突然に頭痛が起こった場合、たとえそれが軽い頭痛であっても「くも膜下出血」を疑う
- 急に片側のマブタが下がってきた時は「くも膜下出血の前ぶれ」(動眼神経麻痺)
- 朝起きた時に手足のまひに気づいた時は、脳梗塞が疑わしい
- 片方の手足が短時間でも、しびれたり、力が抜けた時は一過性脳虚血発作-「脳梗塞の前ぶれ」かも
- 手と口が同時にしびれると、脳卒中?(口手症候群)
- 急に意識を失って倒れた
- 記憶が突然消えてしまう−軽い脳卒中が原因?(一過性全健忘)
- 突然に片目が見えなくなった(一過性黒内障)
- 突然、視野が欠けギラギラ光るものが見えた(閃輝性暗点)
- 物が二重に見えます(複視)
- 朝起きたら天井がグルグル回っていて、その後も「ふらつき」が続いています
- 頭がふらふらします
- 横になるたびにめまいが起こるようになりました
- ゴルフで球を打ったあと、しばらくして後頭部に激痛が走り、やがてめまいや吐き気、ふらつきが現れました(椎骨動脈解離)
- 急にボケてきました。そう言えば、何カ月か前に頭を打ったことがあります(慢性硬膜下血腫)
- 年配の方が、転倒した後、太ももの付け根を痛がって歩けない場合大腿骨頚部骨折を疑う
- 年配の方に急に起こった腰痛 ―腰椎圧迫骨折かもー
- 急に痛くなったら、ヘルペス(帯状疱疹)かも
- 腰が痛い、背中が痛い、胸が痛い
- 鏡を見て顔の半分がゆがんでいるのに気付きました(顔面神経麻痺)
- 頭の後ろやてっぺんがズキッ、ズキッと痛むー頭の神経痛(後頭神経痛)
- 顔面が時々ひどく痛みます(三叉神経痛)
- 顔がしびれたり痛んだりします
- 「手指がしびれて」、夜間に痛む、朝起きた時に痛む(手根管症候群)
- 手の小指側がしびれます(肘部管症候群)
- 首を後ろに反らしたときに両手がしびれます
- 洗濯物を干す時や、黒板に字を書く、電車の吊り革を持つ際など 「手を上げた」時に、手がしびれます(胸郭出口症候群)
- それ以外のしびれの原因
- 朝起きたら手が動かない(橈骨神経麻痺)
- 朝起きたらつま先が上がらず、歩きにくい ―腓骨神経麻痺―
- このところ毎朝、手の指がこわばって動かしにくいし手足の関節も痛みます
- 肩が痛くて、腕を上にあげたり、後ろに回したりできません(肩関節周囲炎)
- 膝の内側が痛くて、階段を下りるのが大変です(変形性膝関節症)
- 膝の下の内側が痛みます(鵞足炎)
- 膝の外側が痛みます(腸脛靭帯炎)
- 物忘れと幻覚がレビー小体型認知症の特徴
- お尻から太ももの裏、フクラハギがしびれて痛みます( 坐骨神経痛 )
- 太ももがしびれて痛みます(外側大腿皮神経痛)
- 少し歩くとフクラハギが痛くなって歩けなくなり、少し休むと、また歩けるようになります(間欠性性破行)
- 肘が痛くて、タオルをしぼったりすると、そこがよけいに痛みます (上腕骨外側上顆炎)
- 最近、立ち上がって歩こうとすると足のカカトが痛くて 4から5メートルの間は足の裏の痛みのため歩けません(足底腱膜炎:踵骨棘)
- 手のふるえがひどくて、コップやお茶碗をうまく持てないし、うまく字が書けません(本態性振戦)
- 親、兄弟が脳卒中でした。私もかからないか心配です
突然に頭痛が起こった場合、たとえそれが軽い頭痛であっても「くも膜下出血」を疑う
くも膜下出血は命にかかわることが多い怖い病気であり、突然死の6.6%がこの病気によると言われています。もともと、くも膜下出血は40〜50代の人に多いとされていましたが、最近、高齢者に増えています。
くも膜下出血の多く(約80%以上)は、脳の血管に知らないうちに出来た「動脈のこぶ」が破裂して出血することによります。この「動脈のこぶ」のことを脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)と言います。脳動脈瘤は、動脈の一部分が風船のように膨らんでできますが、小さいため、一般に破れるまでに症状が出ることがなく、くも膜下出血を起こすまで気づかれることはまずありません。すなわち、何の前触れもなく、それまでどうもなかった方に、突然に起こることが多いのです。
くも膜下出血の頭痛は、突然起こるというのが最大の特徴なので、いつ頭痛が起こったかと尋ねると、何時、何分に起こったなどと発病した時間がはっきりしているのが特徴です。
脳動脈瘤がある日、破れて出血すると、激しい頭痛が起こります。ひどい時には意識を失ってこん睡状態となり、意識が回復しないまま死亡することもしばしばです。
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